耐震工事における、アンカー打設工事・型枠工事・無収縮グラウト注入工事
各種施工アンカー工事
「施工アンカー」とは硬化したコンクリートに穿孔して施工するアンカーで、現在ではコンクリートに限らず岩盤・ALC・ブロック・石膏ボードなど多種多様な建材に使用されています。
施工の仕方によっては、アンカーの性能に影響が出るので、一定の施工技能が要求されます。一定の施工技能とは、作業者が用いるアンカーの特性を良く理解し、施工の際にその特性を活かすことに習熟していること。またアンカーの性能は、コンクリート等の対象母材の影響を大きく受けるので、現場においてはコンクリートの状態を把握出来る能力も必要とされます。
当社では、社団法人日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)が認定する、
「認定資格登録証」を保有しています。
グラウト工事
グラウト材はコンクリートとの一体化が要求され、コンクリートと同等の強度・熱膨張係数を有し、コンクリート及び塗装材との付着にすぐれ、硬化時に著しく収縮する事なく施工後に自重や振動の影響により剥落しない事が要求されます。
型枠に充てんする場合は型枠の隅々までゆきわたる流動性、注入後はブリーディングが無く収縮しない事、硬化後は耐久性に優れている事が要求されます。
耐震スリット工事
構造物に影響を与える様な大きな地震が発生した際に、鉄筋コンクリート造の柱や梁の構造体が破損しないように、柱と腰壁の間に「スリット」と呼ばれる隙間を設けて耐久性を向上させるというものです。
誠宏では、この耐震スリット工事(完全スリット)についても、短期間でかつ美しい仕上げの施工を行います。